ワゴンRの新型(フルモデルチェンジ)は2017年頃発売開始か!新型ワゴンRは車内快適性・燃費・安全性を向上。その進化は!?
ワゴンR新型(モデルチェンジ)の登場は2017年頃か
スズキのワゴンRは近いうちに新型が登場します。「モデルチェンジ」を行います。
「近いうちに」と書いたのは、当初2016年9月にワゴンR新型が登場する予定でしたが、燃費の不正測定問題で延期されており、2017年以降になる見込みです。
ワゴンRは1993年に登場してから、概ね4〜5年程度でモデルチェンジを繰り返しています。既存のワゴンRは4代目で2012年9月から発売していますが、ずっと同じ技術を搭載しているのではなく、随時新しい技術を搭載しているのが特徴。
例えば、2013年にはフロントガラス上部に設置した赤外線レーダーが、30km/h以下の低速走行時に前方障害物に衝突すると判断した場合、衝突回避行動若しくは衝突しても被害を軽減させる「レーダーブレーキサポート」(被害軽減ブレーキ)を搭載。
燃費向上にも積極的で、スズキが開発した「S-エネチャージ」を搭載。これはブレーキ等で蓄電した電気をスタート時(エンジン起動時)に利用するもので、これを「モーターアシスト」と言います。通常の方法でエンジンを起動させると、それをするごとに燃料を消費するため結果として燃費が悪化します。ならば、通常とは異なる別の燃料源でエンジン起動させる事で燃料消費を抑えています。別の燃料源と言うのが、停車中に蓄電池に充電した電気を活用しています。
これはスズキ独特の技術で、ハイブリットや電気(EV)とは異なります。
では、デザイン・内装・燃費・安全性能どうなるのか?
デザイン
ワゴンRには一般的なグレード、「スティングレー」と言われる高級グレードに分かれます。当然それぞれでデザインが異なります。
一般的なグレードは、ワゴンRらしさを残しつつ、今流行の「デュアルヘッドライトユニット」を新車では採用する見込みです。現行型をベースにしている感があります。
一方でスティングレーは、縦型ヘッドライト・大型グリルを採用し、一般的なグレードとは差別化を図ります。現行の塗装色は7つありますが、新車になっても極端に増える事はない模様です。最近流行のツートンカラーを採用する可能性もあります。
内装
新型ワゴンRは、ライバルのダイハツ・ムーヴやホンダ・N-BOXを強く意識し、これらに負けない高級感ある内装にしてくる可能性があります。
「単にシンプル」と言うワゴンR伝統の路線を変更するかもしれません。
車内スペースの拡大、ヒトを乗せるだけでなく、モノを載せたい際も乗りにくくならないように工夫してくるでしょう。
燃費
軽自動車では燃費向上競争が各社激しくなっています。スズキはハイブリットやEVではないのに、前述の「S-エネチャージ」搭載で大幅に燃費向上。
現行型のS-エネチャージ搭載車で33,0km/?(あくまでもカタログ燃費。実際は空調の使用方法、天気、渋滞の有無等により大幅に異なる場合もあるので注意が必要)となっていますが、新型ワゴンRでは38km/?前後になると言われています。
スズキの軽自動車では、アルトが37,0km/?が最大です。仮に新型ワゴンRが38,0km/?になると、同社製の自動車では最大値となります。少なくともこの数値を目指すのは言うまでもないでしょうが、不正燃費問題もあるため実際にどうなるのかは実車が登場するまでなんとも言えません。
新型ワゴンRで燃費が向上する根拠は、車体を軽くするからです。一般に車体が軽く、搭載する部品点数が少なければ少ないほど、消費するエネルギーが少ないため低燃費になる傾向です。
「TECTボディテクノロジー」を採用したことにより車両重量が10%軽減し、それは既にアルトでも採用済み。アルトの燃費向上にも貢献しており、車両総重量が100kgも軽くなるとも言われています。
安全性能
前述のように「レーダーブレーキサポート」(被害軽減ブレーキ)等を搭載しています。
しかし、ハスラーではすでに搭載済みの「車線逸脱警報」、「逸脱警報機能」、「誤発進抑制装置」等は現行ワゴンRにはないため、これらは確実に搭載されるでしょう。
スズキで初めて搭載されるだろうと言われているのが「サイドカーテンエアバック」。エアバックはハンドルと助手席前方にありますが、他の場所にはありません。これをドア横にも設置する事で、事故等で衝撃を受けた際に乗車している人のダメージを軽減させるものです。
欧米では既に当たり前ですが、日本では少数派。他メーカーでは、上級グレードのクルマに搭載されていますが、スズキで搭載している車種は皆無。一部からは「スズキは安全性に対する関心が低い」と言う批判もある事から、さらなる安全性向上のためにワゴンR新型から搭載する見込みです。
値段
現行型では、一般的なグレードが107〜154万円。スティングレーは146万円〜173万円です。
安全性向上等により、多少の値上げが予想されますが、大幅に上がる事はなく、オプション部品を取り付けたとしても、高くても200万円程度で済むと思われます。
最後に
ワゴンRは軽自動車の中でも常に売り上げトップに入る人気車です。長きにわたりダイハツのムーヴと競ってきましたが、近年はホンダのN-BOXの台頭でさらに競争が激しくなっています。
昔は値段だけで軽自動車が選ばれる傾向がありましたが、近年はそれに加えて、安全性、乗り心地、車内の広さ、使い勝手(人を多く乗せても、モノを載せても使いやすい)と多様な使い方を求められるようになっています。逆に言うとそれが出来ないクルマは売れないわけです。
各メーカーその事はよくわかっているので、ワゴンRも今までのイメージや伝統を残しつつ、新型については今の時代に対応した作りにしてくる事は間違いないでしょう。
(以下は、2012年フルモデルチェンジ時の記事です)
ワゴンRの新型は、ハイブリッド!?

ワゴンR新型が8月25日に出るとの情報。
早速、調べてみました。
一番の魅力は、何と言っても、Sエネチャージ。
Sエネチャージとは、軽自動車初のハイブリッドの事だそうです。
走行燃費がJC08モードで32.4km/Lとの事です。
はっきり言って、これは、私の様に少ない、お小遣いでやりくりしているサラリーマンにとって非常にありがたい、嬉しい話です。
ガソリン代も、本当に高く、高騰する一方です。
ドライブには行きたいけど、ガソリンの事を考えると、楽しくなくなってしまう、そんな感じでしたので。
でも、ワゴンR新型なら、ガソリン代を気にせず、ドライブを思いっきり楽しめそうなので、なんだか、とてもワクワクした気持ちになります。
デザインは、マイナーチェンジの様なので、あまり、変わってない様に見えます。
ワゴンR新型の価格は、車両本体価格1,271,000からとの事です。
私の感想としては、かなり、想像していた価格より安いという印象です。
また、レーダーブレーキサポート搭載というのも魅力を感じます。
レーダーブレーキサポートとは、渋滞など30km/h以下での低速走行中、前方の車両を回避できないとレーザーレーダーが感知した場合、自動でブレーキがかかるシステムだそうです。
これは、渋滞中など、追突しそうになり、急ブレーキを踏み、危なかったなどという経験は、私を含め、多くの方が、多かれ少なかれ経験している事かと思います。
こういった、万が一の時の、心強い味方になってくれるのも、嬉しいですよね。
私は、今回のワゴンR新型は、内容と、価格を見比べてみても、かなり、お買い得な車だと思います。
皆さんも、一度、検討してみては如何でしょうか。
